時間に正確さは必要か。

商品名 About Time
デザイナー Sander Mulder
サイズ W10cm x φ20cm
取り扱い Generate
販売 http://www.gnr8.jp/product_info.php?products_id=461

回る時計。踊る時間。

時間ってものを考えてみました。人間が生きるうえで切っても切り離せないもの。全ての人に平等に与えられる絶対的なもの。働く上で、時間と言うものは常に意識してしまうものですよね。何時に起きて、何時までに出社。何時に打合せがあって、何時までには成果を出す。とかくスピードが要求される今の世の中にあっては、時間に支配されているような気さえする程。そんなライフスタイルからの脱却に一役買ってくれそうなシロモノがコレ。”About Time”  読んで字の如くとはまさにこのことです。意味は分かるけど何コレ?と思われるかもしれませんが、実はこれ時計なんです。時計なのに数字が一つもない。針すらもない。じゃあ何があるのかとよく見てみると、円を縁取るように並んだ英文字。実はこれ、時間を説明する文が円を一周してるんです。しかもその内容といったらなんともアバウト。書いてある英文をアバウトに訳してみるとこんな感じです。「う〜ん、大体7時くらいかな・・・、それか、たぶん8時っぽいような・・・いや、もし君が望むのであれば9時とも言えるし・・・・・」といった具合。 あ、でも、時計としての機能はアバウトながら果たしているのでご安心を。直径20cmの”こま”のような形が一定の速度でぐるぐるぐるぐる回ります。で、円と机の表面に触れる所の言葉が時間を表しています。机の上で黒い物体が、動いているのか、止まっているのかも分からないようなスピードで回転する様はなんとも不思議な光景。まるで詩のように優美な動きがあなたの時間感覚にゆとりを与えます。 この”About Time”は、日常生活を分刻みに計画される傾向のある現代社会に対するメッセージ性をはらんでおり、私たちのストレスフルな生活を危惧してデザインされたものです。 仕事をするあなたの視界で、瞑想的にさえ感じる動きによりあなたはリラックスし、きっと時間すらも忘れられることでしょう。

Side View

くるくる回る形状。

at Room

机上で踊ります。

Back View

後姿も美しい。

時間を支配する、アバウトさ。

そもそも時間という観念は、より快適に生活するために人間が生み出した便利なもの。しかし現代においては時間に追われる日々を余儀なくされる人も多いのではないでしょうか。時計の起源を遡れば太陽の動きです。時計の数字だけにとらわれず、日が暮れたから、と家路に着いた幼少の頃のように自然と一体となって仕事ができればよりストレスのない社会へと近づけるのではないかと思います。アバウトな時間、たまには過ごしてみるのもいいかもしれませんね。