ドームデスクで集中!

商品名 Rewrite
デザイナー Enrico Fratesi & Stine Gam
URL http://gamfratesi.com/#

コモリギミ。

決して商品名ではありませんが、そんなカタカナで名付けたいデスクです。そこまでしてこもりたいんです。集中したい欲求が産んだデスクですね。 現代の情報化社会で普通に生活していても、ただでさえ強制的に入って来る情報の波、音を消そうと思えば個室に入らざる終えないが、協調性を無視はできない。せめて、せめて作業中のモニター周囲の雑念は捨てたい!絶品ですね。また白いカバー部分は赤やオレンジ、緑など色々な色があるらしいので、これからのオフィス空間やカフェでこのキュートなフォルムが強烈なインパクトをかもしだしそうな予感。
[Text by Hiroshi NAKSHIMA]

Enrico Fratesi & Stine Gam

コペンハーゲンのデザイナー、ガム&フラテジは、人目につかず快適に仕事ができる環境を作り出す、
洞窟のような盾を上部に取り付けた机の試作品をデザインした「Rewrite」と呼ばれるこの机は、デンマーク工芸博物館での両氏による個展で発表された。


「Rewrite」が生まれた背景は、コミュニケーションや技術が加速している今の時代で、
机とそこで仕事をする上で特に必要だと考えられる雰囲気や気分を模索することから始まりました。
「Rewrite」はドーム型をした一種の隔離された作業スペースで、広いオフィス内、公共の場、
さらに家の中であろうと、集中力やプライバシーが求められる場所ならどこでも機能する補助的な机です。
ドーム型をしているので、部屋のどこでも自由に置くことができます。周囲から完全に隔離しているのではなく、
周囲の中に組み込まれた個人のスペースであり、これによって仕事場がもう一つ出来ることになります。
この仕事机「Rewrite」をデザインするに当たり、我々は普通と普通でないものの接点を見出そうと努めました。
その結果、机の上面板は従来の形や素材を踏襲しつつ、上に大きな目隠しを取り付けることにしました。
これで全体の形や従来の机としての機能が変わります。
仕事に必要な機能は、机の下に取り付けられた、白のラッカーで上塗りされた金属の箱に全て収められ、
配線類や変圧器は外から見えなくなります。配線は上面板に同じ白のラッカーで上塗りを施した部分から通します。
布で覆われた目隠しが取り付けられ、視覚や聴覚の面で効果を発揮します。
洞窟のような形の目隠しは、安心で人目につかない空間を作り出し、気になる光や音を部分的に遮断します。
それはまた、内側だけでなく外からの音も遮断する二重の遮音効果があります。

リアルパーソナルデスク。

オフィスの殺伐さを払拭する秀逸なプロダクト。家具製作におけるその洗練さと技巧が評価され、デンマークの「Walk the Plank Award 2009」を獲得した「Rewrite」。従来のワークデスクではないそのフォルムですが、実はディテールにまでこだわったデスクです。実際に使ってみたい!!